【導入事例】健康経営優良法人による先進事例!健康情報の分析による高リスク者の可視化で健康経営を加速!
- 社名
- 株式会社新生堂薬局
- 規模
- 1,280名
ポイント
- 従業員の健康増進により、健康経営を実現したい
- 健康管理業務を効率化し、安定した運用環境を構築したい
- 健康情報を分析し、高リスク者を減らしたい
株式会社新生堂薬局 兼田 裕基 様
経営管理部 係長
兼 DX推進室 マネージャー
兼 健康経営推進室 室長
元々紙管理で健康管理業務を行っていたところから、従業員の健康増進のため、健康情報をデータ化し健康経営を推進。データ化後の情報利活用に注力するため、健康管理システム(WELSA)を導入。情報の一元管理や可視化に留まらず「健康リスク分析」や「高リスク者のフォロー」に取り組み、健康経営を加速。
データドリブンに健康施策のアクションが行える環境となった今、効果も出始めており、今後経営・現場が一体となりさらなる健康増進を目指す。
システム導入検討の背景
ーー 健康管理システムを社内に導入しようとご検討されていた背景を教えてください。
当社では、数年前まで健康診断結果は紙保管のみの管理体制で、リスク分析や高リスク者対応はほとんど実施されていませんでした。
健康経営優良法人として求められる「健康管理体制のレベル向上」や、事業拡大に伴って増加した健康高リスク者の対策として「健康診断結果のデータ化と分析」に取り組むこととなりました。
データ化の取り掛かりについては分からない事が多く、まずはデータ化のみ実施しました。
第一段階としてのデータ取り込みは完了したものの、複数クリニックからの健康診断結果をデータ化する大変さや、集約後のKPI選定など課題も多く、漠然とした健康課題のみ洗い出せた状態でした。
そのような状態で健康課題を経営陣と協議したところ、この時のやり方では期待していた健康リスク分析や高リスク者対応が上手く進まないことを認識しました。その結果、より健康課題を深堀できる管理ツールの必要性を感じ、健康管理システムの導入検討を始めました。
検討に際し、必要機能に掲げていた機能は下記3点です。
①複数クリニックの健康診断結果の取り込み
②可視化されたダッシュボード
③クロス分析可能なもの
上記等の機能を保有し、かつ管理コストがなるべくかからない事を選定基準とし、複数社比較検討しました。
元々抱えていた課題感
ーー 検討に至るまでに、課題感として抱えられていたことを教えていただけましたら幸いです。
当社の健康への取り組みの出発点としては、元々健康優良法人の取得であり、当時は健康イベント等「健康になるためのプラスの施策」が中心でした。
しかし、取り組みを進めるにつれ、現場実態とのギャップが浮き彫りになってきました。当社にとって、まず必要なことは「プラスの施策」よりも先に「マイナスのケア」であることがわかってきました。
真の健康経営の実現・生産性向上のためには現状を正しく分析し、解決策を実行できるよう健康情報の運用管理の整備・分析・施策の立案することが重要でした。
WELSAに決めたポイント
ーー サービス選定時、さまざまな製品をお調べになる中でWELSAにお決めいただいたポイント・理由は何だったでしょうか?
ダッシュボード、クロス分析、費用の3点をポイントに他社と比較させていただきました。
当社は事業所数が130以上あり、複数クリニックに健康診断を依頼するため結果取り込みを入力代行していただく必要がありました。入力代行からデータ取り込みの管理コストが比較的安価にできたことも大きな決定ポイントとしてあります。
WELSAの使用感 / 導入メリットや効果
ーー WELSAを導入後、使ってみての感想や変化などあれば、是非ご教示ください。
高リスク者や事業所別リスク、偏差値ベースでの評価など可視化でき、経営陣とリスク共有することができました。
これらのリスクと解決したい経営課題を紐づけ、改善対応できる導線を作っていくことがこれからの取り組みとなります。
リスク者への対応が不足していることを改めて認識でき、保健師の採用やメンタルヘルス第三者相談窓口の設置など取り組むことができました。
将来へ向けての取り組み
ーー 今後の健康経営推進で実現したいことや社内の健康増進の取り組みの展望など教えていただけましたら幸いです。
今回、WELSAの導入でリスクの可視化と専門家の採用、相談窓口の設置など、健康経営を実現するための土台の構築ができましたので、高リスク者・不調者への対応について導線作成を進めていきます。
そして今後は専門家の活用やリスク推移、クロス分析も活用し、生活習慣病対策やがん検診の充実化にも取り組む予定です。
当社の健康経営のテーマが
“『従業員の日常生活の充実により仕事が捗り、その結果仕事が上手くいくことで私生活も潤う』というワークライフバランスの好循環を目指す”
というものであり、WELSAでのデータ利活用を中心に健康経営を推進していきたいと思います。