健康経営への2つのアプローチ(インフォコム㈱の事例)

スポーツジムでランニングしているところ

現代において健康経営の実践は、もはや避けて通れないものです。
健康経営の成果は、短期的に得られるものばかりではありませんが、だからこそ効果的なアプローチについて正しい認識を持ち、適切な取り組みを継続していく必要があります。

重要なのは、「個人への対処」と「集団の改善」のふたつの軸です。そして、取り組みをサポートするシステムの活用も欠かせません。

本記事では、上記2種類のアプローチ方法、従業員の健康管理方法と弊社の健康増進事例について解説していきます。

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健康経営の定義

経済産業省によると、健康経営とは「従業員の健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること」と定義されています。

一見無関係とも捉えられる従業員の健康保持こそが、企業の基礎体力の底上げとなり、中長期視点で収益性などを高める投資であるという考えのもと、推進されている取り組みです。

健康経営で得られる3つの効果

健康経営の継続により得られる効果は、主に以下3点に分類されます。

①心身の健康関連(個人の心身の健康状態の改善による生産性の向上)
②組織(組織の活性化)
③企業価値(企業価値の向上)

健康保持・増進を目指した健康経営の取り組みは、従業員各々の活力を上向きに導きます。
そしてその成果は、いずれ全社的な生産性向上などにつながり、業績や株価にまで好影響をもたらすことが期待されています。

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健康経営の基本となる2つのアプローチ方法

健康経営の実現には、まず「個人の心身の健康状態の改善」への施策が重要です。
そのためには、主に以下2つのアプローチが効果的であると考えられます。

個人への対処「ハイリスクアプローチ」

ハイリスクアプローチとは、すでに心身に何らかの不調を来している健康リスクの高い従業員に対し、カスタマイズしたアプローチを試みることです。
高リスク者の選定は、産業医や保健師と連携のもと、健康診断結果やストレスチェック結果を用いて実施する形です。
実際に高リスクと判断された従業員には、面接指導や特定保健指導など、適切な対処を行います。
そして、「心理的リスク」「生活習慣リスク」「生理的リスク」の3つのリスクに適切なアプローチを施すことで、良好な心身の実現を目指します。

ただし、あくまでも二次予防や三次予防の対処にあたるものであるため、ハイリスクアプローチに依存するのは危うい部分もあります。
真の健康経営とは、準高リスク者等の潜在リスク者等を早期に見つけフォローしていく「一次予防」の考え方も必要です。

集団の改善「ポピュレーションアプローチ」

ポピュレーションアプローチとは、各々の従業員が少しずつリスクを軽減することで、企業全体のリスクを引き下げ、集団をより良い方向へシフトさせていく方法です。

あくまでも基準は「集団」にあるため、個人の健康状態にはフォーカスせず、企業という集団に対して、均一のアプローチを実施していくことになります。
ひとりにフォーカスすればわずかな成果でも、集団として捉えれば多大な恩恵を享受できる可能性を秘めているのが、ポピュレーションアプローチです。

したがって、健康診断結果や生活習慣の状態に関しても、「集団」として捉えます。
その結果、ある種の傾向を垣間見ることができ、リスク予防にもつなげていけます。

インフォコム株式会社の事例

上記の診断結果は、弊社における一例です。
過去3年間で、肝機能では要注意者が8%から12%へ増加しており、糖代謝の要治療者が約3倍、10%弱になっていることが見て取れます。

もともとはメンタルヘルスを中心に対策をとっていたのですが、「休職者が減らない」「業務中の不調者が増加している」など、悪化傾向にありました。
それまで健診結果はデータ化していなかったのですが、結果「メンタル」よりも「フィジカル」特に「肝機能」「糖尿病予備軍」への対策が急務と把握できました。

この結果を受け、弊社では現在、「社内販売の昼食の改善」「歩数イベントの実施」「栄養士、トレーナー等によるセミナー」などを、全社の健康施策として実施しています。

個人ごとの健康意識の差は大きく、課題のある個人の方が健康意識が低いケースは多々見受けられます。
したがって、個人に向けた指導だけでなく、いかに全社ぐるみのサポートを実行できるかという点が肝となってきます。
歩数競争やセミナーといった、組織全体で意識を高める健康イベントを実施は、従業員の健康への気遣いを促し、健康への意識付けを当たり前にする効果が期待できます。

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WELSAがサポートする「個人への対処」と「集団の改善」

4人で打ち合わせしているところ

弊社では、健康管理システム「WELSA」を提供しています。
「データ収集・管理」「分析・予測」「施策提案・実行」の3 Stepで、企業の健康経営をサポート。
先述の、個人への対処「ハイリスクアプローチ」、集団の改善「ポピュレーションアプローチ」にも、有効な機能を持ち合わせています。

健康リスク分析・重大疾病リスク予測

あらかじめ、健康診断結果やストレスチェック結果をデータ化しておくことで、「メンタル」「フィジカル」「生活習慣」から健康リスクを評価し、課題の見える化を実現する機能です。
チームや拠点、属性別などによる比較も可能であり、集団全体の傾向を把握するのに役立ちます。

WELSA健康増進プログラム

リスク分析や管理のみにとどまらず、集団の改善「ポピュレーションアプローチ」に生きる健康増進セミナーも開催。
6カテゴリ全30種類のラインナップから、自社に適したものを選択できます。

健康増進アプリ「Beatfit」「すごろく大冒犬」

各々のスマートフォンで自由に利用できる各健康増進アプリも提供中。
「Beatfit」の運動習慣化をサポートする各機能は、個人への対処「ハイリスクアプローチ」にも活用できるものです。
アプリオリジナルイベントも開催可能で、チーム単位や企業全体で取り組めます。

一方、「すごろく大冒犬」はイベント要素が強く、チーム楽しく健康増進が実現します。
集団の改善「ポピュレーションアプローチ」の一環となり、従業員の健康意識向上に有効です。

健康経営には正しい健康管理方法の実践が必須

健康経営で明確な成果を求めるならば、従業員に対して正しい健康管理方法を実践していく必要があります。
その一例が、今回紹介した個人への対処「ハイリスクアプローチ」と、集団の改善「ポピュレーションアプローチ」でした。
2つを並行して実施することで、より高い成果が期待できるでしょう。

そして、これらのスムーズな実践に役立つのが、健康管理システム「WELSA」です。
適切なデータ管理はもちろん、従業員の健康に対する意識向上には、従業員が自ら使用できるツールや、参加できるイベントが効果を発揮するはずです。
ぜひこの機会に、導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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